中央にいるのが信(画像は公式特設サイトより)
『キングダム』とは、原泰久による日本の漫画で『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて、2006年9号より連載中。第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞作をした日本の大人気マンガです!
内容としては中国の春秋戦国時代を舞台に、大将軍を目指す少年・信と後の始皇帝となる秦国の王・政の活躍を中心に、戦乱の世を描く物語となり、今回は大将軍を目指す信にスポットライトを当ててその急成長するための特徴を書いていきたいと思います。
キングダムのストーリーの核となる下僕という身分から大将軍になるというところからもわかるように、下僕という身分を理解しながらもそこから抜け出すだけでなく、壮大、夢物語と言われるような「天下の大将軍」という目標を掲げ続けることにより、「天下の大将軍」になるために必要なものを考えるという目標達成に必要な条件を考える思考力が生まれている。
また、当初は馬鹿にしていた人も「伝え続ける」ことにより、本当の意味で信を理解し、目標のために必要な心強い仲間へとなり、成長のために必要な強い組織ができていきます。
王様だろうと将軍だろうと肩書きに捕われずにフラットな姿勢でその人に接し、素直に良いものは良い、悪いものは悪いと受け止め、時には教えを請いにいったり、立場が悪くなる可能性を理解しながらも上長への叱責を行なったりする。
その姿勢により自分の目標に対して真っすぐになるため、スピード早く成長することが可能となっている。
※礼節を欠いていることは成長に繋がりませんので、言葉使いなどではなく姿勢のみと捉えてください。
チャンスと捉えるか無茶ぶりと捉えるか、300人将のときの信に1000人を率いるチャンスがきます。ただ、将軍なら1人、1000人将なら3人の首をとれなかった場合、3階級降格という条件を突きつけられます。
係長に「このプロジェクトでは課長にしてあげるけど、失敗したら一般社員からやりなおしてね。」
と言っているような状態の中、目標のためには通らなきゃいけない道とチャンスを素直に受け入れ取り組みます。
また、キングダムの中でも大戦となる函谷関の戦いでも兵を与えられことにプレッシャーを感じるのではなく純粋に受けとけて取り組み、その結果として将として大きく成長します。
何よりも成長に必要なことは自分で活路を開く、自分から率先して動くということ。
自分の足で歩かないと成長はありませんし、プレイヤーとしてだけでなく人を率いるリーダーでも指示だけでは人は動かず、絶対的に背中を見せないといけないのでどんな状況でもまずは自ら動くということは急成長の最低条件です。
キングダムのような乱世でも現代社会でも成長する喜びは何にも変えられないので、信を見習い一歩でも成長する気づきになると幸いです。